「あなた、『百年の孤独』っていう小説読んだことあるかしら。
その本の中に、"愛情の問題はすべてベッドの上で解決される"っていう言葉があるけど、わたしたちがそうでした。
わたしたちの矛盾、ずいぶん激しいこともあったけど、セックスしさえすれば、矛盾は据え置きになるわ。
実際には何も解決していなくて、とりあえずそのままにしたというだけ。
でも、問題はやはり残っていて、いつかは爆発することになっていたのよね。
わたしたちが別れたのはその大爆発っていうことね」。
・・・彼女がまたうつむきました。
「・・・それに、わたしたち、本当に仲はよかったのよ。
今でも、わたし、ほかの男の人なんか興味がないの。
セックスしたくなるような、そんな感じにならないの。
わたし、いつかは結婚するかもしれないけど、その相手が少しでもあの人に似ていてほしい、そうでなければ、わたし、とても幸せになんかされないって、そう思うの。
多分、そのせいかしら・・・
結婚するのなら外国人がいいわ」。
彼女がそう言ったので、わたしは国際結婚 相談所に入ることをすすめました。
そこで彼女は新しいすてきな男性と知り合い、今は新しい恋をしています。